2026.9.8

ー荒野に森が根付くまでーこれまでの歩みを辿り「インドの森」を訪れて

✔︎ PROJECT

フェリシモの森

次の世代に緑あふれる地球を贈りたい!

FELISSIMO / GO! PEACE!

かつて生活の困窮などから樹木の伐採が止まらなかった、インドの荒野。
1992年にスタートした「インドの森プロジェクト」その現場には今、象の群れが戻るほどの緑豊かな森が広がっています。
なぜ現地の人々の意識は変わり、森は守られるようになったのか。
2025年10月に現地を視察した社員のインタビューとともに、インドの森の現在地を辿ります。

フェリシモの森基金の歩み

「かつてのインドの荒野に、象が帰ってきた!」

これはフェリシモの社員の間で、大切に語り継がれているエピソードです。

1990年にスタートした「フェリシモの森基金」は、「毎月1口100円」から気軽に参加でき、集まった基金で国内外の植樹や森林保全を支援する取り組みです。

基金が設立された1990年代初頭は、1992年のリオデジャネイロでの地球サミットが開催され、一国にとどまらず、世界規模で環境問題に対処する必要性が認識され始めた時期でした。そして、1997年の京都議定書採択につながりました。

「フェリシモとしても地球のために何かできることはないか」というお客さまからのお声をきっかけにスタートしたこのプロジェクトは、設立直後に2万人を超えるお客さまから賛同をいただき、36年経った今でも、国内外での植樹を続けています。これまでに寄せられた基金総額は4億8千万円、国内外44か所に「フェリシモの森」が誕生。累計2,871万本以上の植樹を実現してきました。(2026年8月末時点)

お客さまからお預かりした大切な基金によって荒野が豊かな森へと生まれ変わり、かつて姿を消した象の群れが戻ってくるという奇跡が生まれたのです。
一歩一歩の積み重ねがいかに大きな実を結ぶかを、このエピソードは私たちに教えてくれています。

インドの森プロジェクトについて

フェリシモでは1992年から「インドの森プロジェクト」として植林の取り組みを開始し、1997年からは基金を通じて支援を進めてきました。
このプロジェクトを推進するうえで欠かせなかったのが、現地のパートナーである「タゴール協会」の存在です。
タゴール協会は、現地で植樹に携わる人々に対し、環境保全の重要性を伝える啓発活動や、持続可能な農業の専門知識を指導する活動を行っています。
地域の人々と密にコミュニケーションを重ね、丁寧な指導を続けてきたからこそ、かつての荒地は今、青々とした豊かな森へと育っています。

社員の視点から見る、インドの森のいま

フェリシモでは、毎年社員がインドを訪れ、現地の人々と共に「フェリシモの森」を視察することを大切にしてきました。
2025年に初めて現地を訪れた社員へのインタビューを行いました。

Q. 今回の視察のスケジュールや訪れた場所について教えてください。

2025年10月24日から31日まで、インドにある「フェリシモの森」を巡りました。
プロジェクト初期から植林を行っている内陸部の山間部に加え、マングローブ林が広がる沿岸部の森も訪問しました。
各エリアの森の前には「フェリシモ」の名前が刻まれた看板が掲げられており、日本から届いた想いが形になっていることを実感しました。


Q. 現地の人々の様子はいかがでしたか?

どの村を訪れても、本当に温かく歓迎してくれました。お客さまを歓迎する現地の風習もありますが、広場にテーブルを並べ、美しい花冠をかけてくださるような心のこもったセレモニーを開いてくれた村もありました。
また、ある村で森林の伐採作業を見かけた際、「どうして木を切っているのですか?」と尋ねてみたんです。
すると「電線に届きそうな危険な枝だけを払っているんです。必要最低限の伐採にとどめ、森林全体を守っていくことが、今や住民全体の新しい共通ルールになっています。」と教えてくれました。
森を大切に育もうとする地域の方々の強い想いが伝わってきた瞬間でした。

名称未設定のデザイン – 2


Q. 現地の方との対話で、特に印象に残っているエピソードはありますか?

実はインドを訪問するにあたって、「フェリシモが毎年継続しておこなっているインドの森の視察。そのことは、私たちにとって意味のあることだと感じているが、現地の人々にとっても、何か意味があるのだろうか。」という疑問を抱いていました。その疑問をタゴール協会の方に尋ねてみたところ、「とても意味がある!」と即答してくださったことが強く心に残っています。

かつてのインドでは、生活での必要性から、木を植えてもすぐに伐採されてしまうという課題があったようです。ただ苗木を植えるだけでは、森として根付く前に刈り取られてしまいます。植樹とは、単に木を植えることではなく、森を育てる文化をはぐくむ必要があります。そうした背景を踏まえ、協会の方はこう語ってくれました。

「『フェリシモや日本の支援者のおかげで、こんなに森を増やすことができた』と感謝を伝え、『皆さんのおかげで植えた木が、こんなに立派に育った』と誇らしく見せる。そして、それを一緒に喜んでもらうこと。次世代を担う若者や子どもたちもそこに参加する。これこそが、私たちが次の森を守り育てていくための何よりのエネルギーになり、機会になるんです」

自分たちが現地を訪れ、寄り添い続けること自体が、現地の熱意と文化を支える力になっていると実感できた忘れられない経験となりました。

100円の小さな一歩から始まった「フェリシモの森基金」は、国境を越え、現地の人々の心と未来の環境を育む大きな力となっています。緑豊かな森を未来へつないでいくために、私たちはこれからもお客さまとともに、現地の人々と心を通わせながら歩み続けていきます。

GO! PEACE!なポイント✌🏻️

「自然を守りたい」——そんな純粋な想いが集まり、インドの地に緑豊かな森が蘇りました。
森の再生は、そこに暮らす人々を笑顔にし、村の経済を未来へつなぐ大きな力となっています。
私たちが残したいのは、次の世代が安心して暮らせる地球。
あなたも、自分にできる小さなことから参加してみませんか?

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