海洋に関する教育などを展開する沖縄水産高校では、毎年、生徒や地元企業とともに、海岸や砂浜に漂着したゴミを拾い集める「ビーチクリーン活動」に取り組んでいます。
フェリシモでは海基金を通じて、ビーチクリーン活動やサンゴの養殖活動など豊かな海を守る活動を長年支援しています。
今年も生徒らが集まり、学校の近くのビーチでゴミ拾いが行われましたが、思いがけないゴミの数々と遭遇することに……!

沖縄県立沖縄水産高等学校
沖縄県糸満市にある1904年創立の歴史ある県立の産業専門高校。
海洋技術科・海洋サイエンス科・総合学科があり、マリンスポーツ、水産・海事教育など、海洋に関する専門教育が充実している。
根深く潜り込んだ巨大ゴミ

まだ暑さが本格的ではない3月中旬。
この日は、沖縄水産高校の生徒と地元企業や、フェリシモのスタッフなどおよそ50人が集まり、糸満市の砂浜でビーチクリーン活動を行いました。

沖縄水産高校では、2009年からビーチクリーン活動を続け、ほぼ毎年、100キロを超える大量のゴミを拾っています。

砂浜にはプラスチックや金属片といった、細かいゴミだけでなく、

アーチェリーの矢や、

おそらく船の一部のような大きなものまで。
想像を超えるゴミの数々に驚かされます。

しかし、この日一番の巨大なゴミが終盤に現れました。
それが、漁業網。

砂浜の奥に深く潜り込んでいて、生徒と大人たちでまるで絵本の「大きなかぶ」のように協力して引っ張りますが、なかなか手強い…。

30分ほどの格闘の末、なんとか引き抜くことができました。

この網だけで推定170kg。ゴミ捨て場に持っていくのも一苦労です。
この日のビーチクリーン活動で拾い集めたゴミの内訳はこちら。

去年の約2倍の重量のゴミを回収できました。
日ごろから海と接点の多い生徒たちは、こんな思いでビーチクリーン活動に参加していました。
〔 沖縄水産高校 2年生 安次富さん 〕
「個人的にもビーチクリーン活動をしたことがあります。
観光客が多い海はここよりももっとゴミが多いです。
大好きな海をずっときれいに保ちたいです」。
近い将来、海には魚よりもゴミの量が多くなる⁉
ペットボトルは一度捨てられてしまうと、完全に分解されるまでに、なんと400年もかかると言われています。

海洋ごみの65%以上をプラスチックごみが占め、プラスチックごみだけで、世界で合計1億5,000万トン以上(※1)の量が存在していると言われています。
そして、毎年新たに約800万トンに及ぶプラスチックごみが流れ出ていると推定されています。(※2)
このままのペースで増え続けると、2050年の海は、魚よりもゴミの量が多くなるとも言われていて、(※3)海洋ゴミ問題は、実はかなり深刻なのです。
※1.参考:WWFジャパンWEBサイト「海洋プラスチック問題について」、McKinsey & Company and Ocean Conservancy(2015)
※2.参考:WWFジャパンWEBサイト「海洋プラスチック問題について」、Neufeld,L.,et al.(2016)
※3.参考:WWFジャパンWEBサイト「海洋プラスチック問題について」、Gall & Thompson(2015)
海基金付きアイテムで海の保全活動を応援しよう
フェリシモでは、豊かな海の未来を守るため、海の保全活動を支援するための「海基金」が付いた商品を販売しています。
この度、水中写真家の鍵井靖章さんとコラボレーションし、こんな透け感素材のシースルートップスが誕生しました。

鍵井さんが撮影した、色彩豊かな海の中の日常風景を組み合わせました。
海に差し込んだ光や海の中で暮らす小さな命たち。
色とりどりの魅力的な情景を身にまとうことで、身近に感じられるアイテムです。

魚たちの日常風景を人間の出すゴミで汚してはいけない。
そんな思いを込めて、このトップスは生まれました。
そのほか、「海基金」付きアイテム一覧はこちら
海基金はビーチクリーン活動のほか、沖縄水産高校の生徒さんがダイビングの際に必要なウェットスーツやボンベ、海洋環境学に必要な器材の購入費などに活用されています。

沖縄水産高校の生徒たちは、ダイビングインストラクターや潜水士、養殖業、海洋研究の大学など海に関するさまざまな進路へ進む生徒が多くいます。

授業での潜水時に、海中でのゴミ拾いも実施しています。
海洋ごみ問題の深刻さを日々実感し、海をきれいに保つ大切さを学んでいます。

〔 沖縄水産高校 海洋サイエンス科 教諭 井田 圭さん 〕
みなさまからご支援いただいた海基金より、ダイビング器材をはじめ、水中カメラや生物飼育器材など多くの備品に活用させていただきました。
心から感謝いたします。
今後も継続して、日常生活や授業、部活動の際にもビーチクリーン活動に取り組んでいく所存です。本当に本当にありがとうございます。
豊かな海を守るために、わたしたちにできること

海洋ごみ問題は、単に「海が汚い」という景観上の問題に留まらず、私たちの食卓や地球全体の生態系を揺るがす深刻な事態になっています。
マイクロプラスチックは、小さな魚が食べ、さらに大きな魚が食べるという連鎖を経て、最終的には私たちの体内にもプラスチックや化学物質が取り込まれるリスクが指摘されています。
そんな問題を受け止め、未来を変えようと奮闘する若者たちがいます。

フェリシモは2010年に「海基金(旧沖縄サンゴ基金)」を開始し、これまでに集まった海基金の総額は、17,292,197円※となっています。
※2026年2月現在 2010年7月からの「沖縄サンゴ基金」の金額を含む
海基金は、サンゴ礁の再生に取り組むNPO主催によるサンゴの植え付けや、今回ご紹介したビーチクリーン活動や海洋環境学習など、豊かな海を守るための活動に活用されます。
海もモチーフにしたこころときめくアイテムのお買い物を通じて海の環境保全活動を応援しませんか?
🕺 応援したい気持ちをコメント