2月14日はバレンタインデー!店頭には魅力的なチョコレートがずらりと並び、わくわくしますね。
おいしいチョコレートですが、「カカオショック」と言われるカカオの生産量減少に伴うチョコレートの価格上昇、児童労働などの社会課題も提唱されています。
今回はフェリシモ「幸福のチョコレート」のチョコレートバイヤーみりさんに2024年にスマイル・ガーナ プロジェクトを実施している村を訪れた際のエピソードも交えつつ「チョコレートの未来」について語ってもらいました!

チョコレートバイヤーみり
フェリシモでのバイヤー歴29年。
特に名もなきローカルチョコレートにこだわり、世界中を駆け巡り中。
これまでに日本に初上陸させたブランド330以上、約3,000種のチョコを紹介。一緒にチョコの未来を考えましょう!

スマイル・ガーナ プロジェクトとは?
カカオ豆の二大生産国のコートジボワールとガーナでは、カカオ農園で156万人の子どもが働き、体に負担の大きい労働に従事しています。
子どもたちが危険な労働をしなくてすむように、誰もが学校へ行って教育が受けられるように、「幸福のチョコレート」では販売価格の1%を「LOVE & THANKS基金」としてお預かりし、NPO法人ACEに拠出しています。
ACEがガーナで実施しているのが「スマイル・ガーナ プロジェクト」。カカオ農家の生活向上支援や、カカオ農園での児童労働をなくす活動を行っています。
カカオショックとチョコレートへの向き合い方の変化
ー2024年ごろから「カカオショック」と呼ばれるカカオ豆の価格が高騰する現象が起きていますが、みりさんから見て今のカカオ豆やチョコレートの状況はどういったものでしょうか?
ーチョコレートバイヤーみり:
今もなおチョコレートの価格は上がったままで、おそらく元には戻らないのではないかと思っています。カカオ産業のフェアトレードが進まないことによる農業人口の減少に加えて気候変動も重なってしまいカカオの生産量は増えていません。
でも私はそんな状況でも「おチョコさまに曇りなし!」だと思います。
価格が高くなったからこそ、一粒一粒のチョコレートにすごくありがたみを感じるようになったし、それぞれの生産背景やショコラティエの思いを知り大切に味わうことができるようになったと思います。

こんな状況ですから、チョコレート業界も暗い話題が多くなるのかと思われるかもしれませんが全然そんなことはないです。
今年、バイヤー業をするなかでヨーロッパのハンガリーやポーランド、パリに行き、現地のショコラティエと話す機会が多かったのですがみんなチョコレートに魅せられていて、きらきらした目で楽しそうにチョコレートの話をしてくれて、日々クリエイティブなチョコがあちこちで生まれています。
チョコレートの世界は尽きることなく広がっています。
だからこそ今のチョコレート産業についてみんなで考え、行動していくことが大切ですね。


児童労働とカカオ産業 ースマイル・ガーナ プロジェクトの取り組みー
ーみりさんは2024年にガーナに訪れたとお伺いしました。現地に訪れてみてどういった状況でしたか?
ーチョコレートバイヤーみり:
ガーナではスマイル・ガーナ プロジェクトという児童労働をなくす取り組みを実施している村を訪れました。
まだまだ多くの課題はありつつも、スマイル・ガーナ プロジェクトの支援の効果を実感するエピソードもありました。
週3回給食のサポートを行い、残りの2回は親が給食代を出すことでご家庭での負担が軽減し、学校に通う子どもが60人から100人に増えたそうです。

また、別の村では「コミュニティ子ども保護委員会」という住民ボランティアさんがスマイル・ガーナ プロジェクトから指導を受けて、児童労働がないか見回るという活動をされていました。
ひとつの村で児童労働をなくすため活動したあと、また次の村に行って活動をして……と順々に広がっていって今は約100個の村で、児童労働を行わない産業の在り方が定着しました。
この活動はとても地道で、現地の事業者に指導に行っても最初は聞き入れてくれなくて怒られる、なんてことも多々あるそうです。
それでも現地のボランティアさんは
「もしかしたら僕の村からお医者さんや先生が出るかもしれない。そんな日が来たら誇らしい。」
「親が子どもの可能性を知らない。それを知らせたいんだ。」
と語っていて、その姿に胸を打たれました。

より詳細なみりさんのガーナ滞在時の記事はこちらから
「やっぱりチョコレートを楽しんでもらいたい!」チョコレートバイヤーみりの活動
ーみりさんはバイヤー業もしながら、チョコレートに関するイベント等にも積極的に参加されているとお伺いしました。
どのようなイベントに参加されているのですか?
ーチョコレートバイヤーみり:
企業のセミナーでSDGs的な観点からチョコレートについてお話することもあれば、フェリシモ社屋や別の場所でもチョコレートをお客さまと一緒に食べながらその魅力を深堀するようなイベントも行っています。
神戸のビアホールでビールとチョコのペアリングを提案するというちょっと変わったイベントもありました。
チョコレートの社会課題について知ってもらい、いっしょにチョコレートの未来を考えていく。
その一方でやっぱりチョコレートの魅力についてたくさんの人に知ってもらいたい!
楽しんでもらいたい!という気持ちで活動しています。

▼フェリシモの「幸福のチョコレート」2月末までホワイトデー便も受付中!
https://www.felissimo.co.jp/choco/wh_ch
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