阪神淡路大震災から30年を迎えた2025年。
フェリシモの防災プロジェクト「もしもしも®」は、日常のなかで自然に防災を意識するきっかけを届けるために、歩みを止めることなく活動してきました。
私たちがこの一年、皆さんと共に積み上げてきた取り組みをご紹介します。
みんなのBOSAIプロジェクト「もしもしも」とは
フェリシモの防災意識の原点は、1995年。
阪神淡路大震災の際に全国のお客様から寄せられた温かい支援と、震災で店舗を失った事業者の商品を紹介し支援につなげる『神戸カタログ』の発刊がはじまりでした。
それ以来、私たちは自然災害が起こるたび、「今、自分たちにできること」を問い続け、活動してきました。

関連記事: https://prtimes.jp/story/detail/GbydZqFZVlr
2011年の東北大震災の際は、「おはなしのたからばこ」絵本シリーズの「ふしぎなたいこ」の文をご担当いただき、宮城県にて「アトリエ自遊学校」を運用されている新田新一郎さんと共に名取市、気仙沼大島や南三陸を訪れました。現地の子供たちと開催するミュージカルを通じて、子供たちだけでなくその土地に愛着をもつ大人たちの笑顔を取り戻すサポートを行い、この活動は後に絵本作家の荒井良二さんと制作した1冊の絵本「明けない夜はないから」にもなっています。
「点(一時的な支援)」ではなく「面(継続的なつながり)」を。
その想いは、東北支援の「もっとずっときっと基金」へと繋がり、有事の際に企業が即座に動ける仕組み、そして個人が日常で備えられる商品開発へと結実していきました。
長年の活動で得たノウハウを次世代へ引き継ぎたい。
「わたしを守る」防災商品と、「みんなで支える」基金活動。
その2軸で、2022年に「もしもしも」プロジェクトが正式に発足しました。
「もしもしも」の2025
2025年も防災と向き合い、もしもに備える意識を商品やイベントを通してみなさんと共有してきました。
備蓄食セットの新展開や、多様なシチュエーションに備える商品を企画したり、防災イベントに出展したり、オンライン防災訓練を開催したり、多岐にわたって活動を行ってきました。

プランナー)
この一年は、商品開発や基金による支援にとどまらず、目黒区の小学校での講演や、自治体・企業が主催する防災イベントで登壇するなど、直接お話しさせていただく機会が増えた年でもありました。
30年前に神戸で芽生えた防災への想い。
それが長年の活動を通じて培ってきたノウハウとなり、今、それを必要とする場所で誰かの役に立てているのであれば、これほど嬉しいことはありません。
神戸から全国へ広がる「ローリングストック」

震災30年を機にリリースしたのが、洋食の街・神戸らしい「おいしさ」にこだわった備蓄食セット「KOBE BOX 2」です。
地元メーカー10社と協力し、ビーフシチューや鮭の塩焼きなど、「ふだんから食べたいおいしさ」のレベルを追求しました。
保存期限が近づくとメールで通知が届く仕組みで、「無理なく続けられるローリングストック」が自然と日常に根付くようにと作られています。
詳しくはGO!PEACE!の記事でも取り上げられていますので、ぜひチェックしてみてください!
※現在は販売しておりません。

活動報告:https://www.felissimo.co.jp/company/contents/press/nrr2025203809/
1月には「神戸防災のつどい2025」に出展し、神戸学院大学「防災女子」のみなさんとコラボし、KOBE BOX2の食材を使ったアレンジレシピの試食会を開催しました。
「美味しいから備える」。
防災を、義務ではなく「楽しみ」の延長線上に置く体験を多くの方と分かち合いました。

さらに、8月には第3弾となる「備蓄でお守り3 北陸BOX」を販売しました。
ふたつの災害を経験した能登半島を中心に北陸の地元メーカーさんが大切にしている郷土の味が盛りだくさんに詰め込まれています。
プランナー)
水引きの「椿結び」をあしらったデザインには、固く結ばれた絆・魔除けの意味があり、復興への願いを託しました。
2026年2月には「東北 BOX」のリリースを予定しています!
こちらも東北のメーカーと協力して作った、東北の味を詰め込んだボックスになっています。ぜひ楽しみにしていてください。
オンラインで防災訓練?!
災害が起こるたびに防災を思い起こす私たちに向けて、「もしもしも」は記憶の風化を防ぎ、未来へ継承するためにも「体験型」の防災にも活動の幅を広げています。


2024年から開催している「オンライン防災訓練」を2025年も開催しました。
防災アナウンサーの奥村奈津美さんを講師に迎え、防災を自分ごとにするためのプチ訓練を導入に使ったりなど、ハードルの高い防災をより身近に感じていただけるように工夫しました。
プランナー)
オンライン防災訓練は、自宅にいながら防災について学べる参加しやすい機会としてつくることができました。できるだけたくさんの方にご参加いただきたいと思いながら、参加費500円をいただき全額能登の震災基金にさせていただきました。2024年から計5回開催し、最大で約70名から80名の方にご参加いただきました。
多様に広がる「もしもしも」のこれから。
災害の形は人それぞれ異なります。
災害が起こるたびに想定外が浮かび上がってきます。
「もしもしも」はそんな、多様な個々の状況に対応できるように想いをめぐらせています。


「ふだんから意識する 7つのあたため習慣の会」
9月の新企画では、避難所に行けない方のための「車中泊」用エアベッドを開発。また、能登半島地震の経験から、寒い季節や場所の地震に備える「あたため防災」の企画も生まれました。
今後は高齢者向けのユニバーサルBOXや、夜間に備える「睡眠中のもしもしも」など、多様なパターンへの対応を考えています。
プランナー)
どうしても災害に対しては先に動くアクションではなく、起きた後に動く「リアクション」になってしまいます。
実際に、昨今頻発している自然災害も、都市の規模、地形などによって、同じパターンが存在しないのが現状です。だからこそ、想像して備えていくこと、人とのつながりの仕組みが大切だと思っています。
被災地が必要とした瞬間にすぐ動けるよう、企業やNPOなどのみなさんと一緒に学び、仕組みを整えていきたいと思っています。
離れているほど得にくい現地の声も、これまで培ってきた横のつながりがめぐりめぐって現地の声を届けてくれたこともありました。
一企業で終わらせるのではなく、NPOや企業、大学など多くの人を巻き込んで、点ではなく面で活動していきたいと思っています。
防災は命を守る行動ですが、すべてを重く捉える必要はありません。
「おいしそう」「かわいい」「普段から使える」。
そんな日常のポジティブな感情を入り口に、気づけば自然と備えができている。それもひとつの理想の形だと思いませんか?
少しずつ、あなたらしい防災を見つけてみてください。
もしもの時に、あなたらしくいられるように。
「もしもしも」はこれからも、何か知りたいとき、何かしたいときの温かい「受け皿」であり続けたいと思っています。
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