「子どもが魚を好きになれば、海はもっと豊かになる」
——そんな想いを胸に、魚の生態や海の大切さをユーモアたっぷりに伝える“さかなのおにいさん かわちゃん”。
6月15日(日)、フェリシモ本社でかわちゃんを迎え、楽しく学びながら海洋ゴミ問題について考えるイベントを開催しました。
その様子をレポートします。

川田一輝(かわた かずき)さん
1990年大阪生まれ。SDGsや環境活動の入口として、幼少期から大好きだった「魚」を通して、その大切さに気づいてもらう活動を行う。“さかなのおにいさん かわちゃん”としてテレビ番組出演や、絵本作家、ラジオDJなど多岐にわたって活躍する。
環境のためにも、楽しく考えよう
海の魚たちは、いま大きな危機に直面しています。
2006年、米国の科学誌『サイエンス』には「2048年までに食用魚が海から姿を消すかもしれない」という衝撃的な論文も掲載されました。
かわちゃんは「魚を好きになってもらうことが、未来の海を守る第一歩」と考え、魚の魅力を楽しく伝える活動を続けています。
当日は多くの方にご来場いただき、フェリシモの海の生き物グッズも展示。子どもたちにも大好評でした。




おさかなクイズで海について学ぶ
イベントの第1部は、おさかなクイズからスタート。子どもたちの元気な「はい!」という声が響き渡りました。
「イルカの頭についている果物は?」「マンボウは何の仲間?」「ラッコは一番〇〇な動物?」など、楽しく学べる内容が盛りだくさん。
クイズに正解すると、オリジナルステッカーや色鉛筆のプレゼントもあり、会場は大盛り上がり。






最後には、魚たちの豊かな暮らしが人間の活動によって脅かされていることも、しっかりと学びました。
「魚を好きになると、海は豊かになる」とかわちゃんは言います。
まずは好きになることで、海に対して「優しい想像力」を持つことができるかもしれません。


実際にゴミ拾いを体験
第2部では、近くの海沿いを歩いてゴミ拾い体験。
ビニール袋や小さなプラスチック片、缶やペットボトルなど、様々なごみが見つかりました。
会場周辺は新しくきれいな街並みでしたが、思っていた以上に多くのごみがあることに驚かされました。
多くのごみが海へ流れているという現実を、体感を通じて実感できる時間となりました。


拾い終えたあとには「どこにどんなごみがあったか」を共有。海を越えて流れてきたごみも見つかり、驚きの声も。
「町を歩くときも、どこにどんなごみが落ちているかを見てみてほしい」とかわちゃん。
ゴミを拾うことで、海の生き物たちに思いを馳せ、環境にやさしい行動を心がけるきっかけになったはずです。「魚を好きになると、海は豊かになる」その言葉どおり、海を身近に感じる楽しいイベントとなりました。


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