フェリシモでは、1匹でも多くの犬や猫がしあわせに暮らせることを願い、
20年以上にわたって「わんにゃん基金」を実施しています。
今回、基金の拠出先の一つである認定NPO法人アニマルレフュージ関西の施設「大阪アーク」を訪ね、
保護されている犬や猫たちのことや、動物福祉の現状についてお話を伺いました。

認定NPO法人アニマルレフュージ関西
1990年、動物保護を目的に大阪府で設立。2016年、認定NPO法人に。Animal Refuge(アニマル・レフュージ)は、動物たちの避難所を意味する。動物の保護やケア、譲渡の活動を続けながら、日本の動物たちの現状を多様な世代に発信を続け、動物福祉の向上、改善を目指している。
傷ついた動物たちの保護を機に誕生したアーク
今から35年前に誕生した、動物たちの保護施設・アーク(アニマルレフュージ関西)。

英語教師として来日したイギリス人のエリザベス・オリバーさんが、
日本で捨てられたペットや飼い主のいない動物たちの扱いの悲惨さを目の当たりにし、
傷ついた動物たちの保護を始めたことがきっかけです。
自宅を拠点に友人たちとともに保護活動を行っていましたが、
阪神淡路大震災で600以上の被災動物を保護するようになったのを機に活動を本格化させました。

保護された動物はまず、
健康状態の確認や駆虫、ワクチン接種などを行ったうえで大阪・東京・兵庫(篠山)の3拠点にわけられます。
2025年4月の取材時点では、犬が約60頭、猫が約40匹保護されていました。
関西エリアマネージャーの奥田さんに能勢町にある大阪アークを案内してもらいました。

行動の制限がない暮らしができるよう、猫思いなお部屋
まず、案内していただいたのは猫たちが暮らすお部屋です。

大阪アークでは、20匹ほどの猫が保護されていて、
1部屋に1~3匹の猫が暮らしています。

猫たちが快適に過ごせるよう、
キャットタワーやこたつなどが設置されていました。
奥田さん)
ケージだと広さも高さも足りません。
譲渡されなければ、何年もここにいることになりますから、
できるだけ行動の制限がないようにしたいと考えています。

猫舎では、相性のいい猫同士を相部屋にすることで、
収容数をなるべく増やせるようにしています。
保護されたときよりもいい状態になるように
人の出入りが多い部屋では、
てんかんの発作があるために注意深く見守られている犬や人と触れ合うのが大好きな犬が暮らしていました

アークでは、病気の有無や性格、年齢、体の大きさなど
1匹1匹の個性を鑑みて、環境を整えています。

野外での暮らしが可能な犬は、外のお部屋で過ごしています。

奥田さん)
「アークに保護されたら、よかったね、助かったね」とおっしゃる方もいますが、
動物たちにとっては、きっと不便な面もあるんですよ。
なので、保護されたときよりもいい状態にしてあげて、
ご家庭に元気に譲渡されることを目指しています。
お買い物で、動物たちの暮らしを守ろう

約7000坪の広大な敷地面積の篠山アークでは、
現在、2棟の犬舎があり、
広々としたドッグランで、犬たちが元気に走り回っています。

2022年からは猫舎の建設に向けても動き始め、
近年中の完成をめざしています。

奥田さん)
「保護犬や保護猫にできることってなんだろう」
そんなことをお考えになった方は少なくないと思います。
わかりやすいのはお金や物資の寄付かもしれませんが、
それ以外にも、例えば、施設でのボランティアや、一時預かり、ミルクボランティアの登録などもあります。
楽しみながら続けられる支援方法や場所が見つかれば、
きっと長く続けていけるのではないでしょうか。
一方、ご自宅の環境や時間の都合でこのようなサポートがむずかしい方もいらっしゃると思います。
そういった時は、団体を支援できる寄付付きの商品を買ったり、
団体の発信しているSNSへのリアクションもとてもありがたいです。
それぞれが無理なくできること、
その輪がどんどん広がっていけば動物たちにより優しい世の中になっていくと思います。
お買い物で、犬や猫たちの暮らしを守ろう

1匹でも多くの犬や猫をしあわせにするため、
誰でも、毎月一口100円から参加できる「フェリシモ わんにゃん基金」。
2003年に開始されてから、
これまでに拠出された基金は累計で723,812,499円(2025年2月時点)になりました。
※基金付きグッズ販売、毎月100円「フェリシモわんにゃん基金」、メリーポイントによる支援などを合算
この他にも、フェリシモでは
販売価格の一部が基金として活用される犬や猫をモチーフにしたオリジナルグッズを企画・販売しています。

お買い物をたのしんでいただいて、
犬や猫たちを助けることにもなっている…!
そんなふうに、だれでも気軽に参加できるのがポイントです♪
基金は、国内のおよそ80の動物保護団体に拠出され、
飼い主のいない動物の保護と里親探し活動、
保護動物のフード代や医療費、野良猫の過剰繁殖防止活動、
災害時の動物保護活動などに活用されています。
1匹でも多くの命が救われ、終生しあわせに暮らせることを願って、
お買い物で、活動に参加してみませんか?
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