アートがある生活って、きっと、ふとしたときに癒やされたり、
勝負時に力をもたらしてくれたりするもの。
そんなアートが放つ魅力やときめきを、もっと日常の中で感じられたら…。
そんな思いで、暮らしの中で楽しめる、飾れるハンカチを作りました。
作品はすべて、チャレンジド(障がいをポジティブにとらえ、社会参加しようとしているみなさま)の作家たちのものなんです。
自由な感性の赴くままに仕上げられた珠玉の作品の数々を活かした「日常美術館」。
誕生ストーリーをお伝えします。
新商品「日常美術館」~鑑賞できるハンカチを暮らしの中に~
こんなふうにアートに囲まれるってわくわくしませんか?
「日常美術館」は7回予約商品で、額縁1つと6種の飾れるハンカチをお届けします。
飾れるタイトルプレートもハンカチとセットでお届けするので、まさしくおうちの中が美術館さながらに!
1ヵ月目、まずやってくるのは額縁です。
翌月から届くハンカチをどこに飾ろう?とわくわくしながらお待ちください。
2ヵ月目以降は、ハンカチとタイトルプレートをセットでお届けします。
二次元コードから、動画の作品ガイドを視聴することができます。
額縁の作品を気分で入れ替えるのも楽しいですし、額縁のみの購入もできるので、6種全部同じ額縁に飾ることもできます。
お部屋のお気に入りの場所に飾ったり、あなただけの使い方をしてみたり、作品ガイドを見たり、いろんな楽しみ方をしてみてくださいね。
制作風景もユニークなチャレンジドアート
6種あるハンカチは、どれもチャレンジドの作家たちの作品をプリントしたものなんです。
見ていると、飛び交う色彩に魅了されたり、たっぷりな余白に心が穏やかになったりもします。
ユニークなのは仕上がった作品だけではありません。
実は制作する様子がとっても興味深いのです。
マラカスや布団たたきを画材にしたり、
小指で少しずつ少しずつ描いたり、
頭の中にある作品を15分ほどの驚くべきスピードで描き上げてしまったり。
描き方も特性も6人それぞれで異なります。
このユニークな描き方を見られるのが、タイトルプレートに印字された二次元コード。
アクセスすると、個性豊かな制作風景(約3分)を見ることができます。
どんな動画が見られるのか、特別に一人分だけお見せしちゃいます。
【商品に付属する作品ガイド動画の一例:小原和真さん編】
他の5人の作品ガイドは、ぜひ「日常美術館」をご購入いただき、視聴ください♪
作品や作者の人柄を知ると、より作品を味わい深く感じられます。
「日常美術館」誕生のきっかけ。豊かな世界や新たな関係性と出会ってほしい
そんな「日常美術館」は、コピーライターで『マイノリティデザイン』の著者でもある澤田智洋さんの発案で始まりました。
澤田さんは、自身の息子さんが全盲で生まれたことをきっかけに、活動の場を福祉業界に広げられています。
障がいをはじめとする社会課題を「伸びしろ」と捉え、新しくてユニークな事業を展開されてきました。
活動の一つ「世界ゆるアート協会」では、特に障がいのある子どもたちの才能を企業や社会とつなげる活動を行っています。
以前からフェリシモと付き合いのあった澤田さんからのお声がけで、世界ゆるアート協会とのコラボが実現しました。
澤田智洋
「日常美術館」アドバイザー。
大手広告代理店で数々の有名企業CM等を手がけてきたコピーライター。
自身の息子が目に障がいを持って生まれてきたのを機に、活躍の舞台を福祉業界という「マイノリティ」の世界へシフトさせた。すべての「弱さ」(マイノリティ)は、社会の「伸びしろ」と捉え、「弱さ」を起点に社会課題を解決する仕掛け人。世界ゆるスポーツ協会代表理事。世界ゆるアート協会運営メンバー。
著書に『マイノリティデザイン(ライツ社)』『ガチガチの世界をゆるめる(百万年書房)』など。
ーどうして「日常美術館」を思いついたのですか?
アートって、合理性や生産性を求められる日常のモードと全然違うじゃないですか。
僕が見てきた障がいのある子どもたちは、合理性とは1番遠いところで絵を描いていて。
そういう現代と異なる価値基準がアートの魅力だなと思ったんです。みんな現代の基準、コスパ・タイパで疲れているから。
だから、一見コスパ・タイパが悪そうだけど魅力的なことに取り組んでいる人たちがいるというのは、心の逃げ場になると思ったんです。
ところが、現代のアート市場に目を向けてみると、一部のアートに興味がある人だけが美術館に行ったり、アートを所有したりしていて、 まだまだアートと日常が分断されていることが多い。
そこをもっとくっつけたら、生きるのにちょっとしんどい全ての人たちがアートで力をもらえるのにって思って。
そこで、ふと「日常美術館」っていう言葉が浮かんできたんです。
ーただ商品をお届けするだけでなく、制作背景も知れるのがポイントになっていますね。
知識を得ることでより一層味わい深くなるみたいなことですね。
料理で例えると、別に食べるだけでもいいんだけど、「こだわりの食材を使っています」とか「調理方法を考案しました」といったシェフの説明があると、その説明がスパイスになっておいしさが増すみたいなことがあります。
それと同じことだと思っています。
アートのスパイスは、そのバックストーリーだったり、作家性だったりすると思うので。特に、アートにそんなに触れたことがない方にとっては、そういった知識が補助線になって、アートと距離が縮まることもあると思います。
ー商品が届いた方には、どんな気持ちになってもらいたいですか?
ぼーっとしてほしいです。
ここから何か学ぼうとか、何か生み出そうって別に思わないでいい。みんな情報中毒になって、常にインプットしなくちゃ!とSNSを見たり、それに負けず劣らずアウトプットもしなくちゃ!とも思う。
それって、ちょっと疲れるなと思っていて。アートを見る時間を、僕は「ノープット」と呼んでいて、インプットでもアウトプットでもない。
つまり、ただぼーっとする。そうするとリフレッシュになるかもしれないし、逆に作品に深く入り込めるかもしれないし。
日常の中に溶け込んでほしいけど、日常の慌ただしさからは切り離して鑑賞した方が、よりうまみみたいなものは出てくるんじゃないかなとは思います。
ー「日常美術館」への期待をお聞かせください。
「日常美術館」は、結果的に豊かな世界や新たな関係性と出会ってしまった!みたいなものになると思います。生きるからには、この人生の中でいろんな人や世界と交差していきたいじゃないですか。
でも、年々人は交差する点や線みたいなものが限定されていく。年を取るにつれて限られた人間関係になっていくとか、SNSの検索でも、自分の興味関心にあった映像しか流れてこないみたいなこともそう。
本当は豊かな接点や交点を持った方がいいんだけど、今の世界で考えた時に、なかなかそうはなってないんですよね。
それが分断を生んでると思っています。
そんな中で「日常美術館」は、誰が描いているかは関係なく、「コンセプトがおもしろい」や「絵に興味がある」という理由で購入する方が、買った後に動画を見て、障がいのある方が描いていたんだと知っていく。
それは、気づいたら障がいのあるアーティストと接点を持ってしまったみたいなことになると思うんです。
それはある種、買った人と障がい者の間にあったかもしれない壁が、ハンカチ1枚によって崩れたっていうことじゃないですか。
「日常美術館」をきっかけに、分断されていた世界と世界が気づいたら交わってしまった!みたいなことになるとすごくいいなと思っています。
それぞれの得意を活かして
実は、額縁にもこだわりが。
額縁を作ってくださったのは、NPO法人はっちで働くみなさんです。
ここでは、障がいなどの理由で一般企業などで雇用契約を結んで働くことが難しい方に対して、就労の機会や生産活動の場を提供しています。(就労継続支援B型事業所)
手先が器用な人、数を数えるのが得意な人。それぞれの得意や特性に合わせてお仕事をしています。
フェリシモでは長年、ハンドメイド雑貨「クチュリエ」のキットのセットアップなどをお願いしています。
日頃からていねいなお仕事をしていただいていることから、今回の額縁の制作も依頼しました。
#日常美術館待機中
1ヵ月目額縁だけが届いたら、どこに飾ろうか、わくわく考える時間のスタートです。
まずは額縁だけを飾って、 #日常美術館待機中 で、SNSに投稿してみてくださいね。
そして、ハンカチが届いたら #わたしの日常美術館 をつけて、すてきな写真付きでお披露目ください♪
ハンカチに染まったそれぞれの作品たち。
使ったり飾ったりすることで、まだ出会っていない新しい世界に触れてみませんか?
お申し込みの締め切りは2025年6月30日です。
ぜひ、お忘れなく♪
協力:HIBIGEI byふくしごと
ロゴデザイン:株式会社テツシンデザイン
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